公益財団法人  数学オリンピック財団



第12回 2002年日本数学オリンピック募集要項

(第43回2002年国際数学オリンピック日本代表候補選抜試験)

第12回日本数学オリンピック(JMO)予選2002年1月14日(成人の日)、本選2月11日(建国記念日)を以下の要領で実施します。この日本数学オリンピック予選合格者(約100名)、準合格者(受験者の5割以内)には後述の特典が与えられます。また本選での優勝者には川井杯、上位入賞者には、金、銀、銅メダルが副賞と共に授与されます。さらに成績優秀者に対しては春の合宿を行い、合宿参加者の中より第43回国際数学オリンピック(IMO)英国大会へ派遣する日本代表選手6名を選抜します。日本代表選手のIMOへの参加費用は日本国内での旅費以外は、開催国及び当財団が負担します。

応募資格:2002年7月中旬時点で、高等学校またはそれ以下の学校(高専の場合は高校の相当学年)の在学生であり、20才未満の者

試験内容:前提とする知識は高校程度(線形代数と微積分は範囲外)。整数問題、組み合せ的なものなど、学校で日常学習する内容と多少異なるものも題材となります。

受験料:5,000円(納付された受験料は返還されません)申込者には、受験票及び「第11回日本数学オリンピック問題と解答」と財団通信No.22等を送付します。


申込方法:2001年10月1日〜11月30日(当日消印有効)に郵便局の青色の郵便振替「払込取扱票」に下記事項を楷書で記入して申し込んで下さい。記入もれがあると受付出来ない事があります。


口座番号 : 00170-7-556492
加入者名 : (財)数学オリンピック財団
通信欄 : 学校名、学年、生年月日、性別、希望受験場名
払込人欄 : 郵便番号、住所、氏名(フリガナ)、電話番号

--- 特典 ---
予選合格者は早稲田大学理工学部(03-5286-3003)へ、また女子の準予選合格者は東京女子大学文理学部数理学科(03-5382-6273)への推薦入学の資格が与えられます。さらに、上位の準予選合格者は中央大学理工学部数学科(03-3817-1742)への自己推薦入試の資格が与えられます。詳細については各大学に問い合わせてください。 


〜〜〜 選抜方法と選抜日程及び予定会場 〜〜〜
日本数学オリンピック予選
選抜方法 : 3時間で12問の解答のみを記す筆記試験
日時 : 2002年1月14日(成人の日) 午後1時から4時まで
試験会場名(予定) :
《北海道・東北》 札幌・弘前・八戸・盛岡・仙台・秋田・酒田・福島、《関東》 水戸・鹿島・高崎・館山・東京・横浜
《甲信越・北陸》 甲府・松本・新潟・上越・富山・金沢・福井、《東海》浜松・沼津・名古屋・岡崎・津
《近畿》 京都・大阪・神戸・奈良・和歌山、《中国・四国》 鳥取・岡山・広島・松山
《九州・沖縄》 福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・鹿児島・那覇

結果発表 : 2月上旬、受験者の約100人を予選合格者とし合格証を送付、 5割以内を準予選合格者とし本人に通知する。


日本数学オリンピック本選
選抜方法 : 予選合格者に対して、4時間で5問に証明を与える筆記試験を行う。
日時 : 2002年2月11日(建国記念日) 午後1時から5時まで
試験会場 : 該当者に、後日通知する。
結果発表 : 3月上旬、全国上位20名以内を成績優秀者とし通知する。
表彰 : 春の合宿期間中に表彰式を行う。成績優秀者全員に表彰状を、優勝者及びその所属校には
川井杯が授与される。また入賞者には金・銀・銅メダルが副賞を添えて授与される。


春の合宿(選手選抜)
成績優秀者に対して1週間の春の合宿を行う。この合宿後に日本代表選手6名を決定する。
日時・場所 :2002年3月8〜14日・独立行政法人国立オリンピック記念青少年センター