数学オリンピック財団 公益財団法人  数学オリンピック財団



第31回日本数学オリンピック オンライン予選における
本選受験有資格者の人数について


公益財団法人 数学オリンピック財団
理事長 森田康夫

 今回のJMO予選の合格者の人数について、当初予定されていた人数より少ないのではないかとの問い合わせがありました。 JMOに対する疑問を持たれたことについて、あらためて深くお詫び申し上げます。
 当財団は、数学に興味・関心を持つ若い人の育成を目的とし、JMO, JJMOの実施を通して、IMOに日本代表選手を派遣しています。しかしながら、昨年からの新型コロナウイルスの感染拡大の状況から、やむを得ずJJMOを中止とし、何とかIMOへの日本代表選手を選抜したいという思いから、JMOのみをオンラインで実施致しました。
 このような中、JMO予選での一部受験者に不正行為が疑われる事実もあり、JMO本選はオンラインではなく各会場で実施し、公平・公正に日本代表選手を選抜したいという思いもあります。一方、新型コロナウイルスの感染拡大における緊急事態宣言の下で、各会場での実施となると、感染対応を考えて試験会場の人数を制限する必要があります。
 以上のことを総合的に考え、今回のJMO予選の結果を踏まえ、当初予定していた人数より少なくなりますが、今回については、6点以上の得点者を予選合格者と致しました。
 何卒ご了解をお願いしますとともに、今後とも当財団の事業につきまして、ご理解とご協力をお願い申し上げます。