2024年7月22日
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第65回 国際数学オリンピックイギリス大会(IMO2024)
第65回 国際数学オリンピックイギリス大会(IMO2024)が、2024年7月15日(開会式)から7月21日(閉会式)まで、イギリスのバースで開催されました。
7月21日
今日はクロージングセレモニー!
日本チームはBath市街中心の会場「Forum」まで散策を兼ねて徒歩で向かいました。途中、市街一望が見渡せる丘や通船堀等、ガイドブックには載っていない隠れた名所に立ち寄りました。
クロージングセレモニーでの日本選手の表彰をはじめ、選手ならびに日本チームの喜びの写真をご覧ください!
日本チーム、おめでとう!!! そして、最高にありがとう!!!!!
7月20日
午前10時から、最終成績のメダルボーダーを確定するFinal Jury meetingが行われ、終了後、井上団長から選手に、各自の成績結果の発表・講評ならびに答案原本の返却がなされました。結果はIMOオフィシャルサイトで発表されています。
選手は、午前・午後ともHABでゲーム等で国際交流を楽しみ、役員たちは、BATHの市内を散策に出かけました。
7月19日
恒例「IMO人文字」!今年の選手の人文字はいかがでしょうか?毎年、速報で書きますが、ホント、なかなかバランスと体力が必要な技です。団長の井上さん、副団長の村上さん、オブザーバーの宿田さんと渡辺さんの熱い指導のもと人文字を完成しました。
さて、今日はエクスカーション2日目。午後から、日本チームはストーンヘンジに観光に行きました。
役員は今日も真剣にコーデネーションに臨みました。コーデネーションの控室では、IMOB(理事)で、昨年の日本大会ではたいへんにお世話になったSongさんと写真も撮りました。また、17年前からオブザーバーBの田崎さんとSongさんとの写真を撮る事が韓国チームと日本チームの恒例行事になっており、今年も無事に写真に納まることができました(笑)。
7月18日
今日と明日は、楽しいエクスカーション。日本チームは、5つあるエクスカーションの中から、ウインザー城とバッキンガム宮殿を周るTuorを選びました。エクスカーションはIMOTシャツ着用が義務付けられています。(ちなみに、Tシャツと名札のストラップは、団長・副団長・オブザーバー・生徒・ガイド等々 役割に違って色が違います。)選手が撮ってくれたエクスカーションの写真をご覧ください。
ちなみにサンドイッチ(エクスカーションのランチ)の写真ですが、5年前のIMOイギリス大会では、具は「ハム」か「たまご」しか入っていないもので「JUST HAM」という名称でした。今回、5年前と中身は変っていませんが、名称が「SIMPLY HAM」に変更されていました。どちらにしても「名は体を表すサンドイッチ」です(笑)。
また、ドミトリーでは、同宿の台湾選手達とゲームで交流を広げています。
さて、話は変わりますが、今日と明日とで、選手の答案採点と点数確定のためのコーデネーションです。団長・副団長・若手のオブザーバーAがコーデネーションに真剣な面持ちで臨んでいます!
昨年の日本大会でチーフガイドを務めてくださった町野教子さんも、今大会でもボランティアで活躍されています。また、町野さんの娘さんで昨年、ガーナチームの団長を務めた有夏さんも17日から19日の間、IMOに遊びに来られており、嬉しい再会の時を持つことができました。
7月17日
コンテスト2日目。各選手にとって、昨日の出来栄えは気になるところもあると思うけれど、泣いても笑っても今日がIMOコンテスト最終日! 全員がベストを尽くして問題と向き合って頑張って!!!!!
さてさて、無事にコンテストが終了し、団長団がブリストルからバース大学に移動してきました。待ちに待った日本チーム全員の合流です。役員同士は昼食後に、生徒とは夕食時に合流しました。明日からは役員は、答案のコーデネーションが始まり、選手は楽しいエクスカーションに出かけます。
話は昨日に戻りますが、オブザーバーAの4人は、1時間半かけて、あの有名なストーンヘンジを観光に行きました。
7月16日
今日はコンテスト1日目。3問の問題を4時間半で解いていきます。コンテスト開始時刻は8:30。
日本チームは、朝6:30に起床、朝食。そして、8:00過ぎにコンテスト会場に到着しました。コンテスト会場は大学の「SPORTS TRAINING VILLAGE」という大きなスポーツ施設のホール。会場入りする前には、各々の決意を込めた勝鬨を行ないました。選手全員、日々研鑽と努力を重ねてきました。結果に結びつくことを祈るばかりです。
コンテストを終え、午後からは、明日のコンテストのため、ドミトリーの狭いキッチンに全員集い、全員でグループ学習に余念のない日本チームです。
7月15日
本日はオープニングセレモニー!「いよいよIMO2024が始まった!」との日本チームはもちろんのこと各国チームの気持ちの高揚もびんびん感じられます。
オープニングセレモニーは、5年前、IMO2019イギリス大会でもここでオープニングセレモニーが行われた同じ「THE FORUM」で16時から始まりました。開会式内容は ウクライナの民族舞踊、IMO2024主催国イギリスのオーガナイザーのジェフ・スミス氏の挨拶、IMOプレジデントのグレゴール・ドリナー氏の挨拶、各国チームパレードのみでしたが、そのシンプルさが程よく感じられました。
また、本来IMO2024の開催はウクライナでしたが、ロシアの軍事侵攻で開催を断念せざるおえなくなったウクライナのために、セレモニーの最初にウクライナの民族舞踊を持ってきた心遣いは、とても心温まりました。
さて、今回の日本チームのユニフォームは、紺色のジャケットに白色のTシャツとベージュ色のパンツでコーディネートしました。開会式終了後は色々な国と国旗交換の記念写真も撮りました。
いよいよ 明日16日と明後日17日は、コンテスト。今夜はしっかりと身体と頭を休め、明日に備えます!
7月14日
7月14日、羽田空港9:45 JL43便でほぼ定刻通りヒースロー空港に向けて旅立ちました。離陸直後に選手の座席を見てみるとあれれ、6人ともすやすや(笑)。きっと、昨夜遅くまでみんなで最後の研鑽に励んでいたのですね。そうそう、昨夜、前泊のホテルに昨年のIMO金メダリストでもある古屋 楽さんが選手を励ましに来てくれたそうです。
話は戻りますが、通常、ヒースロー空港までは通常14時間のフライト。ロシア上空を避けるため、アラスカ周辺まで北へ、そして北極海をアメリカ大陸方向からヒースローに向かうルート。しかし、本日のフライトはとても順調で30分早い現地時間15:25到着でした。
入国審査を受け、ターミナル3の出口ではIMOスタッフが出迎えてくださり、公式ミーテングポイントのターミナル5まで案内してくれました。その後、IMO専用バスで、会場のバース大学までは2時間。大学に到着したのは19:40をまわっていました。
とりあえず、夕食をとり、指定されたドミトリー「Wolfson」に到着です。ライムツリーでの夕食に映っていますが、日本チームのガイドは、Srap Hangisさんというケンブリッジの学生です。
7月13日
いよいよ、IMO2024イギリス大会が始まりました!今回は5年前の2019年と同じ温泉で有名なバース市(バース大学)がメイン会場となります。
日本代表選手6名と副団長、オブザーバーBの計8名の選手団は7月14日 朝9:45発 JAL043便で、羽田空港から開催地イギリスに向けて出発します。代表選手は、4月には代表選手OBのチューターさん達の指導のもと、2泊3日で強化合宿を行い、また4月から6月まで計4回の通信添削と今日まで学校の勉強や試験や部活の忙しい中、各自の実力upに取組んできました。この選手の努力の結果がIMOのコンテストで実を結んでくれることは間違いないと確信しています。7月13日出発前日、イギリス出発便が朝便のため空港近くのホテルに前泊です。
全員元気です! 明日はヒースロー空港までの14時間の長時間フライトに備え大人はしっかりと身体を休めます。若い代表選手はホテルフロントで、遅くまで楽しそうに談話していました(笑)
選手団に先立ち7月10日にはIMOB(IMO理事)の森田先生が、7月11日には、コンテスト問題の選定や翻訳に携わる団長団5名がそれぞれ出発しました。
日本代表団
日本代表選手 |
濵川 慎次郎 | ラ・サール高等学校 | 1年 | 鹿児島県 |
飯島 隆介 | 開成高等学校 | 3年 | 東京都 |
狩野 慧志 | 長野県松本深志高等学校 | 2年 | 長野県 |
金 是佑 | 栄光学園高等学校 | 3年 | 神奈川県 |
宮原 尚大 | 灘高等学校 | 3年 | 兵庫県 |
若杉 直音 | 帝塚山学院泉ヶ丘高等学校 | 2年 | 大阪府 |
(学年は2024年4月現在、アルファベット順、都道府県は住所所在地) |
日本代表団(大会役員) |
団 長 | 井上 卓哉 | 東京大学大学院数理科学研究科博士課程 |
副団長 | 村上 聡梧 | 東京大学大学院数理科学研究科博士課程 |
オブザーバーA | 森田 康夫 | 東北大学名誉教授・IMOB |
オブザーバーA | 藤田 岳彦 | 中央大学理工学部教授 |
オブザーバーA | 宿田 彩斗 | 東京大学理学部数学科 |
オブザーバーA | 渡辺 直希 | 東京大学理学部数学科 |
オブザーバーB | 田﨑 慶子 | 公益財団法人 数学オリンピック財団 事務局次長 |