アジア太平洋数学オリンピック(APMO)とは?

 アジア太平洋数学オリンピック(Asian Pacific Mathematics Olympiad:略称APMO)は、1989年にオーストラリアとカナダが提唱し、シンガポール、香港が加わり、4ヶ国が第1回のパイロットコンテストを行い、翌年には9ヶ国が参加し、以降毎年APMO大会が実施されています。 日本が初参加した第17回(2005年)の大会では19ヶ国が、2013年の第25回では34ヶ国が参加し、世界最大の地域コンテストに成長しています。
 このAPMOは、IMOと異なり、参加国は3月の第2週のほぼ同時刻にそれぞれ自国でコンテストを実施し、採点も各国で行って上位10名までの成績を主催国に送付します。 主催国は、各国から送られてきた参加選手の成績をとりまとめて国際ランクを決定し、5月末頃に参加各国へ結果を通知し賞状を送ります。
 日本は、2010年から2012年まで主催国を引き受けました。2013年からは主催国はカザフスタンとなっています。
 なお、成績優秀者には金賞・銀賞・銅賞の賞状が授与されますが、一つの国においては、金賞1名、銀賞2名、銅賞4名、優秀賞3名以内と定められています。