日本ジュニア数学オリンピック(JJMO)とは?

 日本ジュニア数学オリンピック(Japan Junior Mathematical Olympiad:略称JJMO)は、2003年7月に日本で開催された国際数学オリンピック(IMO)日本大会を記念して、同年1月のJMO予選と同日に第1回大会が開催されました。

 第7回大会(2009年)からは、JJMOの拡充を目指してJMOと同様に、1月(成人の日)に予選を、2月(建国記念日)に本選を実施しています。JJMO予選では、成績順に約100名をaランク(予選合格)者、aランク者を含めて上位50%までをbランク者、それ以下をcランク者と定めています。

 続いて、aランク者を対象に本選が2月(建国記念日)に行われ、約10名がJJMOのaaランク者に選ばれ、金・銀・銅のメダルが授与されます。このaaランク者のうちの上位5名が、IMOの日本代表選手候補として3月の春の合宿に参加し、JMOのAAランク者(約20名)とともにテスト等を受け、その結果により日本代表選手6名が選ばれます。

 このように、JJMOは中学生以下の若い世代の数学的な才能の発掘・育成を目指すものであり、その上のJMO、さらには、IMO日本代表選手へとつながっているコンテストでもあります。募集は、JMOと同じく、6月1日〜10月31日に行われます。詳しくは、募集要項を参照して下さい。

 なお、最近5年間のJJMOの予選、本選、及びIMOの問題は参考書案内(JJMO)の3)、4)に詳しく紹介されています。 また、財団発行の「JUNIOR math OLYMPIAN」には、いろいろなレベルの問題がついています。勉強の良い手助けとして活用してください。