日本数学オリンピック(JMO)とは?

 日本数学オリンピック(Japan Mathematical Olympiad:略称JMO)は、IMOへ参加する日本代表選手を選ぶため、日本国内で行う数学コンテストです。(詳しくは、募集要項を参照。)

 このJMOには毎年多くの高校・中(小)学生が参加しており、2017年の第27回JMOには、3,804名が参加しました。

 JMOコンテストは、予選とそれに続く本選があります。予選は、1月(成人の日)に各都道府県1ヶ所以上の試験会場で実施され、成績順に約200名をAランク(予選合格)者、Aランク者を含めて上位50%までをBランク者、それ以下をCランク者と定めています。Aランク者、Bランク者には、特別選抜入学試験制度等への特典があります。 (詳しくは、募集要項を参照。)

 続いて、Aランク者を対象に本選が2月(建国記念日)に行われ、約20名がJMOのAAランク者に選ばれ、優勝者には川井杯、さらに成績順に金・銀・銅のメダルが授与されます。このAAランク者がIMOの日本代表選手候補として3月の春の合宿に参加し、そこでのテストの結果等に基づいて日本代表選手6名が選ばれます。

なお、最近5年間のJMOの予選、本選、及びIMOの問題は参考書案内(JMO)の3)の冊子に詳しく紹介されています。 また、JMO応募者に送付されます「math OLYMPIAN」にも、いろいろな問題がついていますので、勉強の良い手助けとして活用してください。