日本女子数学オリンピック(JGMO)概要
2025年度より日本女子数学オリンピック (Japan Girls' Mathematical Olympiad:略称 JGMO)を開催します。JGMOは数学に興味を持つ女子生徒を対象とした大会であり、JGMOの予選はJMOの予選と兼ねて11月に実施されます。予選の成績上位者を対象に、翌年1月に本選が行われ、本選の成績優秀者の中からヨーロッパ女子数学オリンピック(EGMO)の日本代表選手が選抜されます。また、JGMO本選の成績優秀者には表彰が行われ、その努力と成果が称えられます。日本女子数学オリンピック予選・本選およびEGMO日本代表選抜の流れ
〇応 募(JMOに応募)・ホームページ掲載のJMO募集要項(6月頃に掲載)にしたがって、JMOに申し込みをして下さい。
・個人申し込みと学校一括申し込みがあります。(学校一括申し込みについては各学校にお問い合わせ下さい。)
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〇予 選(JMO予選と兼ねる)
・試験:11月の第3日曜日,試験時間 3時間,全国主要都市での会場実施
・答だけを問う12問(各問1点)
・高校生以下が対象
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〇本 選
・試験:1月の成人の日,試験時間 4時間,全国6会場程度(予定)
・証明を要求する記述式問題5問
・本選に参加できるのは、女子の本選受験有資格者
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〇EGMO日本代表
European Girls' Mathematical Olympiad (EGMO)概要
イギリスにおいて、中国女子数学オリンピック (CGMO : China Girls' Mathematical Olympiad)と同様の大会をヨーロッパでも開催したいとの提案が、2009年にマレーエドワーズカレッジのジェフ・スミス氏によって英国数学オリンピック委員会に出され、国際女性デー100周年の2011年3月8日に公式に開催が発表されました。 そして、2012年4月に第1回 European Girls' Mathematical Olympiad (EGMO) が英国ケンブリッジ大学のマレーエドワーズカレッジで開催されました。EGMO の目的は、対象がヨーロッパ地区の国々および女子選手に限定されていることを除けば、IMOとほとんど同様です。ただし、ヨーロッパ以外の国も承認されれば参加することができます。EGMOは毎年4月にヨーロッパ内の国において開催されます。競技は2日連続で行われ、それぞれの日に4時間半で3問を解きます。授賞の基準もIMOと同様です。
数学オリンピック財団としては、中国の国内大会である CGMO よりも国際大会として IMO に準じる EGMO に参加する方が、 日本の数学界における女子選手の育成に大きな効果があると判断して、2014年の第3回大会から EGMO の大会に参加することを決定し、EGMOトルコ大会に初めて参加しました。
日本女子数学オリンピック (JGMO) のうち成績上位者に対して、毎年1月に本選を実施し、日本代表選手を選抜します。
EGMO日本代表選抜一次選抜(JGMO本選) 過去に出題された問題
回 | 試験実施日 | 問題 | 回 | 試験実施日 | 問題 |
14 | 2024/11/24 | 一次選抜 | 13 | 2023/11/19 | 一次選抜 |
12 | 2022/11/20 | 一次選抜 | 11 | 2021/11/21 | 一次選抜 |
10 | 2020/11/22 | 一次選抜 | 9 | 2019/11/24 | 一次選抜 |
8 | 2018/11/18 | 一次選抜 | 7 | 2017/11/19 | 一次選抜 |
6 | 2016/11/20 | 一次選抜 | 5 | 2015/11/22 | 一次選抜 |
4 | 2014/11/23 | 一次選抜 | 3 | - | 実施せず |
EGMO日本代表選手と成績(2014年〜)
EGMO日本代表選手と成績中国女子数学オリンピック(CGMO)
公益財団法人数学オリンピック財団は、女子選手の育成を目的として、2011年から中国女子数学オリンピック (CGMO : China Girls' Mathematical Olympiad)に参加してきましたが、2013年は鳥インフルエンザの問題などで中国からの招待状も届かず、不参加となりました。2年間だけ参加しました。中国女子数学オリンピック参加記録